アカムシ談義


楽しいな。楽しい繁殖。いろんなエサを食べて、大きくなって、たくさんの新成虫が羽化するといいですね。期待は募ります。
毎年、繁殖期になるとあちらこちらで聞こえる悲喜こもごも。嬉しい成果に越したことはありません。が、そればかりでもありません。
ここでは残念な失敗の報、中でも元凶の常連(?)として通年必ず耳にする、エサとしてのアカムシについて、はたして本当にそれが原因なのか、当掲示板で有意義な書き込みがあったのでトピック化しました。アカムシを給餌していた方も、そうでない方も、はたまたこれから使ってみようという方も、よかったら一度お目通ししてみてください。

note:
ちなみにこの過去ログをわざわざトピック化したのは、改めて是非を問うものでも、なにかの結論を導き出そうとするものでもありません。そういうところの意図はありません。
それとこれは言うまでもありませんが、当然投稿文の内容はそれぞれの投稿者の、そのときの意見なり文章です。あとになってまた違った事実が分かったり、異なる推論が展開されることもあるでしょう。日は昇りまた沈み、永久凍土は非永久的に溶けて小さくなっていきますが、このコンテンツはあくまでもその当時のものです。投稿者の意見や姿勢が、そのまま現在の投稿者に引き継がれているとは思われないようお願いします。復刻に対し、掲載を許可してくださった投稿者の方々にはこの場でお礼申し上げます。
なお、このテーマに関係ないと思われるものに関してのみ、一部の書き込みを削除しました。ご了承ください。


なにかご意見等ありましたら、どうかなんなりと掲示板への書き込みか、メールにて頂ければ幸いです。



スレッドNo.1429
'06.07/20~8/17

しくしく。 yago屋 2006/07/20(Thu) 07:58 No.1429
その後の活アカムシネタ(多分?)を披露いたします。
上陸した幼虫が1頭死亡致しました。
この子は、1令、2令と活アカムシ地獄に耐え、3令初期には活アカムシを大食して成虫に半分変身状態で死亡した濃縮果汁還元型ルリボシヤンマを食したりした、ポイズン満タン?の個体です。
上陸以来、昼は土中にもぐり、夜ごと地上を這い回ることを繰り返し、先日ケイレンしながら落ちてしまいました。
まもなく上陸と思われる2個体と現在土中の2個体も初期に活アカムシを主食にしていたので心配です。
後続の子達は、はじめからアカヒレなどを中心に与えている為か、現在1頭も落ちることなく全てが2令になっているので、ワタクシ、ゲンゴロウ繁殖元年に活アカムシの有害性を実証してしまったようです。パチパチ。
それにしても、軽い気持ちでゲンゴロウを始めましたが、思ったよりも体力が必要です。
彼らも毒の餌を与えるアホな飼い主の下、一生懸命生きておりますが、ワタクシも彼らのおかげで必死に生きる今日この頃です。感謝。


Re: しくしく。 そーるわん - 2006/07/20(Thu) 11:28 No.1432

そうでしたかー。んーそれは残念ですね。。エサ金に切り替えられたとのことですし、以降はうまく上陸、羽化することを願っております。

しかしルリボシヤンマまで羽化に失敗したとは、、怖いですねー。

ことごとく聞こえ及ぶ死亡報告に、ここは膝をはたと打って、幼虫のエサに活アカムシはタブーだということを、より声高に言っていかなければダメなのでは、という気が強くしてまいります。

なんでも、そもそもアカムシには一般細菌郡が1グラムあたり10億個体程度もあって、大腸菌群も1000程度認められ(冷凍赤虫)、本来的に悪影響を及ぼす可能性を持っているそうです。魚病では、アピストという魚でお腹が膨満して、眼球が突き出る症状が見かけられるとのことで、これは赤虫や配合餌料に含まれるストレプトコッカスという球菌の仕業なのだそうです。

その上、市販されている活アカムシには脱皮阻害剤(デミリン等)が使用されているとのことで、無脊椎動物への給餌には更なる危険が伴います。薬剤までひっぱれたのは今回が初めてなのですが、なるほどデミリンで検索するとユスリカに使用されていることが分かります。
使用用途自体があくまで魚の釣り餌用なので、特に問題視されずにいるのでしょうけれど、僕たちのような立場から見ると、これはとっても怖いことですね。

でも販売サイドからすれば入荷の途上で商品がユスリカになってしまったら困ってしまいます、薬剤処理もうなずけます。ちなみに大手○○屋は中国産のものだそうです。なので台風があるとその前後は入荷がとまるそうです( 船便のため )。

また、さらにこれはしまさんが以前どこかでおっしゃっていたと思うんですけど( また書いてくれたら嬉しいな )、アカムシは水質指標生物に代表されるほど大変汚染に強い生き物で、ゆえに重金属等に汚染されていることもあるそうです。赤い色素のことについても触れられていましたでしょうか。

ここまで書いているだけでもよっぽど恐ろしいのですが、それでもついつい使ってしまうのは、やはり安価で入手が容易で、そしてなんといっても幼虫の食いがいいことでしょうか。ばくばく食べますものねー。

フォロー的なこととしていえば、他のえさが手に入らない等、どうしてもあげなければならない場合は、できるだけブランドものや出所の明らかな冷凍赤虫を使うか、活アカムシを使う場合は活きた乳酸菌を添加すると、有害細菌数を減らすことができるそうです。
また、オオゲンなら2齢いっぱいまでは活アカムシをメインに与えていても普通に羽化できます。これは元来的にオオゲンが強いせいなのか、その後の3齢の暴君のような食いっぷりが、アカムシによって生物濃縮的に蓄積した汚染物質を安全なレベルにまで薄めるせいなのか分かりませんが、うちでは多数がこれで問題ありません。なのでyago屋さんの初期にアカムシ給餌の個体も、すんなり羽化するといいですね。
ちなみにクロゲンやクロズマメは若齢期にちょっと与えただけでもほぼ間違いなくやられると思います( 齢期がすごく長くなったり、蛹化できなかったり、上陸までいっても全滅 )。さらにちなみに追記すると、同様な理由でイトメも使用はできればタブーがいいと思います。

この際いっそうみんなで団結して、どのエサがダメなのか、どのエサならいいのか、そういうことの情報交換もよりたくさんしていけたらいいなと思いました。今後のためにも。うわー長いっ。


Re: しくしく。 すしろー - 2006/07/20(Thu) 23:29 No.1433

yago屋さん、はじめまして。
そーるわんさん、おひさしぶりです。
ナミゲン繁殖挑戦2年目の、すしろーです。

我が家も現在ナミゲン3令の世話で大忙しです。
参考になるかわかりませんが、
我が家ではゲン幼虫にこんなエサ↓を与えています。
1令:細いヤゴ(イトトンボ?),小さめのメダカ,小さめのオタマ
2令:メダカ(主食),オタマ(おやつ)
3令:活ドジョウ(食用のやつ)

気がついた事ですが、1令の時、メダカを主食(1匹/日)としていた幼虫と、
オタマを主食(2匹/日)としていた幼虫では成長に差が出ました。
メダカを主食としていたほうが、成長が早かったです。

3令の主食のドジョウは、居酒屋を経営している友人に仕入れてもらいました。
ドジョウの太さが3令の口(牙?)にピッタリ合うせいか、食いが良いです。
幼虫と同じくらいのサイズのドジョウであれば1日1匹でも成長は早いように思えます。
ただし、水の汚れが早いので、水換えはマメにしたほうがいいです。
熱帯魚屋にはあまり売っていないかもしれませんが、
手に入るのであれば一度試してみてはいかがでしょうか?

上陸後は世話は楽になりますが、期待と不安の3週間が待っています。
みなさん、がんばっていきましょう^^;


Re: しくしく。 たろう - 2006/07/20(Thu) 23:39 No.1435

ねえねえ、ひげさん、ブランドものの冷凍アカムシはタブーじゃなかった?


Re: しくしく。 そーるわん - 2006/07/21(Fri) 11:51 No.1436

すしろーさんこんにちは。どうですか?その後タガメのエサのトラブルはなくなりましたでしょうか?

どじょうとはすごいですね~、考えもしなかったです。
食用ということならそれこそエサとしては一番安全でしょうし、近くにペットショップや熱帯魚店がなくても、これならスーパーや鮮魚店で手に入るかもしれませんねー。画期的なことだと思います。僕も今度試したいです。

オタマとメダカで成長に差が出ましたか。先日ガムシで、シジミやサカマキに比べてタニシの方が成長が早いんじゃないかというような話がありまして、そういうエサの違いによる成長速度の差は今とても気になるところです。個人的に「旬」です。体長差も含めて、有意差が出たらおもしろいですね。

僕は思うのですが、広い飼育スペースでよりどりみどりなエサを幼虫が主体的に選んで捕食できるならいいのですが、狭いスペースで個別飼育となるなら、こちらが任意にエサを選別して与えなくてはなりません。そうですよね?そうするとその選別が途端に、非常に重要な意味合いをもってきます。なにをあげて、なにをあげないのか。
各種各齢に適したエサを見つけることができれば、実はエサの種類はごく限られたもので済むんじゃないかなあと考えます。そういう効率的なエサ( たとえばマルガタ:1齢=ブラシュリ、2~3齢=冷凍赤虫 のような。)の与え方も大変気になるところです。
市販のものですませるか、採取できるものですませるかも重要なポイントかもしれませんね。んんっ、なんか楽しい。

他にもこんな育て方があるよーとかこんなエサがいいよーとかあったらぜひ教えてくださいませ。


たろさん
あれ、そうでしたっけ?○oー○○のことですよね??闇板でしたっけ?出所思い出せません。当時なんだって言ってたんでしたっけ?よかったらもう一度教えてください。


Re: しくしく。 とよかん - 2006/07/21(Fri) 12:46 No.1438

こんにちわ。ナミゲン繁殖2年目のとよかんです。
アカムシ談義盛り上がっていますね。
僕は昨年、今年と、
1齢:活アカムシ 2齢:サシ 3齢:メダカ・小赤 が
ベースで、つなぎに「はちっ子」という謎のでかいサシ
みたいな奴を使っています。
今年は他の要因(水温)で随分★にしてしまいましたが、
特に問題なく上陸まで行っているようです。
アカムシは上○屋の安いやつです。
参考URL↓
http://yos.waterbug.info/waterbeetle/cybister_japonicus_data02.php
ただ1齢でアカムシが危険となると、都市部のブリーダー
には選択肢がぐっと減ってしまう気がしますね。
腹が減れば1齢からでも死んだ小赤の体液を吸うくらい
ですが、齢期が伸びるのは否めないようです。

また、餌が同じでも成長には個体差が著しく、
成長不良の個体も1割以上の割合で含まれていました。
当然エサ捕りにアグレッシブな個体はよく食べ、齢期
も短く、臆病な個体は齢期が長く、エサやりも苦労
します。
つーことは、ユスリカを自家繁殖させるが一番いいん
ですかね?うーんめんどい。
あと繁殖の際は成長日記をつけとくとあとでエサや
齢期のデータが分かりやすくなります。たくさん生まれ
ちゃうとそれもめんどうなんですが、上陸時期と羽化
時期の把握、どれだけ食べるとこのサイズの成虫が
産まれるのか、とか色々オフシーズンに計画性が持てる
ような気がします。まだしんどい時期は続きますが
お互いがんばりましょう。ああまたエサ金買いに行かなきゃ。。。


Re: しくしく。 しま - 2006/07/22(Sat) 01:24 No.1440

こんばんは、わんさんに呼ばれて出てきました。
ざっくりとアカムシについて、まとめてみました。
多少なりともお役に立てば幸いでございます。


●アカムシとは
ユスリカ類の幼虫を指す。幼虫は体内にヘモグロビンという呼
吸色素を持つため、赤い体色をしていることからアカムシと呼
ばれる。
ただし、ユスリカ類は日本だけでも約1000種が報告されてお
り、赤くない幼虫も多い。一口にアカムシといっても、多く
の種類がいるわけです。
中には、強酸性の水に適応した種や、温泉水でも生息できる種
もいるほど、きれいな水からとんでもない水まで、色々な種が
色々な環境下で生息しています。

●釣り餌のアカムシ
釣り餌として最も多く使われているのがアカムシユスリカとい
う種の幼虫である。大型種でもあり、釣り用に重宝されてい
る。
生息環境は、水質が悪化した池や湖の深遠部の泥中に生息し、
夏季は泥に深く潜って休眠し、11月頃に羽化する。
釣り餌のアカムシが長い期間、羽化しないことが起こるのは、
この休眠機構によるものと思われる。

一般に底層水には酸素が供給されにくい。また、湖底に堆積した有機物の分解のために、急速に酸素が消費される環境下のた
め、底泥ではほとんど溶存酸素が0になる。
このような極端に溶存酸素が少ない深い泥中で生活できるの
は、体液中に高濃度のヘモグロビンを多く持つため、効率よく
酸素を供給できるからである。

●なぜ釣り餌のアカムシが良くないか?
アカムシがいつまで経っても羽化しないということを聞き、羽
化抑制剤などの殺虫剤を使用しているのか?と疑ったこともあ
ったが、アカムシユスリカの生態から、羽化しないことも起こ
りえることが分かり、この説は無いだろうと思われる。
羽化抑制剤とはいえ、殺虫剤であることには変わりなく、濃度
が薄ければ羽化抑制効果は落ちるし、逆に濃ければ幼虫も多く
死ぬ。養殖のアカムシにわざわざ殺虫剤をかけて、出荷量を落
とすようなリスクの大きいことはやらないだろう。
水生昆虫の餌として良くないのは、他に理由があると考えるの
が、現実的であろう。

現時点で考えられるのは、次の理由である。

・アカムシの生息環境の問題
 アカムシユスリカは汚い水の深い泥中に生息し、泥中の有機
 物を食べて生活している。水質悪化の原因である泥の有機物
 を食べ、成虫となって水中から外へ排出することから、水質
 浄化の役割を果たしている。
 つまり、アカムシの体内には汚い有機物が多く含まれている
 ことを示唆している。

・アカムシユスリカ自体の問題
 アカムシユスリカは過酷な環境下で生活できるよう、高濃度
 のヘモグロビンを持っているが、もしかしたら、これが水生
 昆虫にとって良くない原因を作っている可能性はあるだろう
 か???

結論としては、アカムシだから駄目というわけではない。実際
に河川で採取したアカムシ(アカムシユスリカ以外の種)で
は、問題なく水生昆虫の餌として利用できる。
そのため、断定はできないが、釣り餌のアカムシが良くないの
は、アカムシユスリカという種に起因しているように思われる。殺虫剤に起因するものではないでしょう。

                     以上


Re: しくしく。 yago屋 - 2006/07/22(Sat) 07:05 No.1441

深い。


Re: しくしく。 UE - 2006/07/23(Sun) 00:04 No.1442

しまさん、抑制剤って殺虫剤なの?蛹化、羽化しないでいずれ死ぬの?
釣り餌のアカムシを水道水垂れ流しで養生したら半年後に続々羽化したけど。
抑制剤の効果が切れたからと思ったけど、あれは夏眠だったのかな?
採集の天然アカムシは問題なく使ってます。
冷凍アカムシも中国製の安物はヤバイらしいけど、○oー○○のUV赤虫は大丈夫ですよ。ヒメゲン、キタヒメゲンは全齢期冷凍アカムシのみでF3まで出てます。
冷凍アカ虫そのものの毒性ってのはあまり感じません。
種によって合わないものもいるようですが、単用せずに補助的に与えるなら問題ないように思います。
イトメは自家繁殖ものを使ってるので悪影響は見られません。
どぜうの稚魚はいいですね、食いもいいし、栄養価も高そうなのに脂肪分が少ないのかな?
とよかんさんの、はちっ子てのはブドウ虫(通称)のことかな?
ナミゲンはいいけど、ゲンモ属に食わすと死にますよ。


Re: しくしく。 とよかん - 2006/07/23(Sun) 00:56 No.1443

こんばんわ。しまさんのアカムシ話大変興味深く読ませて頂きました。なるほど~アカムシユスリカという種自体に問題がある可能性もあるんですね。やはりナミゲンがそれでも大丈夫だったりするのは、たまたま有害ではない餌を捕っていたか、毒性に強い消化機能を持っていたかなんですかね~。深いですね。
>UEさん
「はちっ子」調べてみましたがブドウ虫みたいです。ゲンモは
 駄目ですか。魚系のエサがない時に便利だったんですが。
 気をつけます。


Re: しくしく。 そーるわん - 2006/07/23(Sun) 21:21 No.1445

しまさん
ありがとうございます。丁寧な長文おつかれさまです。なんだか締まりました。これからも助けてください。ビバ濃密!
でも電話でも少し話しましたが( 問題提議のためにもあえて言いたいのですが )、羽化阻害剤や成長抑制剤等の楽剤処理はないですか?量が少なければ添加する意味がない、多ければ商品がだめになってしまう、なるほど納得なのですけれど、やはり餌を売るという名目から見て、捕食者にダメージを与えるほどの汚い生息地で採集したり養殖したりするものでしょうか。
それよりは防カビ剤を撒かれる輸入オレンジのように、船便での輸出に向けた薬剤処理がされる可能性はないでしょうか( または、アカムシユスリカをたくさん効率よく養殖するための、育成時の薬剤処理とか? )。

UEさん
○oー○○のUV赤虫は問題ないですか。たろさんは、なにか加工されているものよりは、たしかただ凍らせたような安い赤虫の方が問題ないというような話でしたよね?たろさんでなくて、hainoさんでしたっけ?
でも彼は今ちょっと聞きづらいし、よかったらたろさん補足してくれませんか?


どじょう  - 2006/07/24(Mon) 09:32 No.1446

過去に、何処かのHPで、アカムシを採取する際、ある種の薬剤を撒いて一時的に麻痺させ、浮いてきたものを集めるという効率的な方法を目にした記憶があります。冷凍アカムシなどの小さなものにも、そういった薬の残留は、あるのかもしれませんね。
イトミミズでは、重金属の蓄積がよく知られて居ますが、アカムシでも、同じ事が言えるのですね。食物連鎖の上に行くほど、汚染物質の濃度も上がるので、恐ろしいです。
先日、蛹化抑制剤について検索してみましたが、そもそもは、害虫駆除が目的の様で、昆虫以外の魚などには、毒性の低い薬の様でした。ただ、心配なのは、蚊を防除する目的などで、大量に撒かれたりすると、他の昆虫すべてにに影響を及ぼすので、厄介ですよね。
大型種の幼虫は、最初から小魚を食べてくれますが、中型~小型種の初令期の餌には、苦労するのですね。我が家は、今、ナミゲンの1~3令が混在していますが、こちらの板でドジョウが良いと聞きまして、3令用に早速、注文してみることにしました。以前、種親のナミゲンを購入した秋田の業者なのですが、色々な「水もの」を扱っていますので、参考までにURLを載せておきますね。
http://www.cna.ne.jp/~lbfk/


Re: しくしく。 UE - 2006/07/24(Mon) 23:25 No.1447

浄さん、エル○ー○ーム知ってました。
私は買ってまで与えませんが、採れたら餌用にストックしてました。
エゾホトケなんかズングリしててドンくさそうで良い餌でしたよ。
今は中小型主体でやってますので、初齢は顕微鏡の世界です。


Re: しくしく。 まつも - 2006/07/25(Tue) 18:57 No.1449

そーるわんさん、皆様おひさしぶりです
yago屋さん、すしろーさん、とよかんさん、浄さん、はじめまして

UEさん、同メーカの冷凍アカムシを以前モンジ幼虫&成虫に
与えたところ死亡しました。
特に成虫は後肢が麻痺して潜れなくなり死亡しました。
なので冷凍アカムシが何らかの成分が原因と考えています。
製造工場や製造ロットにより一概には言えないのですが・・・
ナミゲン幼虫には家では自家繁殖させたミズムシや購入のアカヒレを与えておりました。


Re: しくしく。 yago屋 - 2006/07/26(Wed) 07:24 No.1450

我が家で飼育中の幼虫のうち、5号機までが問題の活アカムシを主食としていた時期があり、1号機没の書込みをきっかけに飼育経過報告させて頂きました。
7月22日までに5号機までが上陸し土の中へもぐっていきましたが、なあんと???
彼らは、地上に帰ってきてしまいました。げげ。
昨夜、歩いてるんですよ2号、3号、4号が。5号は出てきませんが、ミョーに土のヒビの位置が動くんですよね。
しま様の書込みを読んでいると、単なる上陸のタイミングの誤りのような気もしてきて、一度浅い水に戻して給餌してみようかなどと考えてますが。
このようなことでは、自力で上陸セットも用意しないと。
悩み深まる今日この頃。
ああ・・なんで長いままやねん!


Re: しくしく。 UE - 2006/07/26(Wed) 22:55 No.1451

まつもさん、それUV赤虫?
キューブのちっこいやつじゃない?
UV赤虫のみだと育たないやつはいるけど、食わせたら死ぬってことはないですよ。
モンジも副食で冷凍アカムシ使ってました。F3で終わったけど。


Re: しくしく。 そーるわん - 2006/07/26(Wed) 23:57 No.1453

浄さん
>アカムシを採取する際、ある種の薬剤を撒いて一時的に麻痺させ、浮いてきたものを集める
いやはや、そんな方法があるのですか。やはり薬の残留があるのでしょうか。初めて知りました。

UEさん
サンバF2ですか、すごいです。僕はほんの最初に卵一個見ただけですからね、それも産んだ傍から食っちまいやがりまして5秒くらいです、まばゆいばかりの希望に駆られたのは。
替わりに紡いでくださいませ。

まつもさん
書き込みありがとうございます。お手数おかけしました。同じメーカーでも( たとえブランドものでも )場合によっては決して安心できないのかもしれませんね。UEさんの言うUVはどうなんでしょう、あれは殺菌処理がされているということですものね。それなら[つなぎ]としては有効なの・・・でしょうか?

yago屋さん
出てきてしまいましたか。。関係ないと思いますけど、うちでエサと覚しき問題を抱えて上陸した幼虫たちのほとんどは、這い出してくるより中で朽ち果てていることの方が断然に多かったです。それより、上陸が早かったり土の湿り気が気にいらなかったりして這い出してくる幼虫の方が多かったように思えます。
でもとよかんも言ってましたが、出戻りは急に元気がないように見えるのはどうしてなんでしょうね。上陸が早かっただけのコは、水に戻せばそのうち食べて上陸してくれるようですが( 時期尚早で陸上で3週間絶食も、その後取り戻す勢いで食べて潜って、無事ぴかぴかに羽化したオオゲン有 )、そうでないコはあんまりうまくいかなかった気がします。でも…どうだったでしょうか、あんまり覚えてないのですが、みなさんのところはどうですか。
前蛹になってしまうと、もうすんなり後戻り、というわけにはいかないというのもあるのかもしれませんね??

たろさーん!


Re: しくしく。 とよかん - 2006/07/27(Thu) 00:12 No.1454

>まつもさん
とよかんです。去年の夏はmixiのタガメ・ゲンゴロウコミュでお世話になりました。HN違いますが。。。

>yago屋さん そーるわんさん
出戻り哀しいですよね。今年は家もいっぱい出ました。
無事エサを食べて再上陸しましたが、、、
動きは若干鈍い気がしました。ガムシになると出戻り
はかなりダメですね。
ナミゲンでサシ食べさしてたら白い吹き出物ができましたよ。
この後どうなっちゃうんでしょう。ぎゃー。


Re: しくしく。 しま - 2006/07/28(Fri) 20:43 No.1455

出てくるのが遅くなりました。

抑制剤は、脱皮や蛹化などに作用するホルモンのバランスを狂わせ、脱皮不全や蛹化不全などを起こさせ、殺してしまうれっきとした殺虫剤です。
昆虫の変態にターゲットを絞っているため、他の生物に対する毒性が小さくなります。

で、勘違いしてはいけないのが、抑制剤はあくまでも変態時に死なせてしまう殺虫剤で、幼虫期間を延ばすものではないのです。カイコではホルモン添加により、重加齢や幼虫期間の延長が報告されていますが、ハエ目では幼虫期間が延びるという報告はない(はずです)。

成長を抑制するのは低温にさらしておくのが一番で、だからこそ、冷蔵庫で保管されているのです。もし、薬剤によって幼虫期間が延びるなら、冷蔵保存する必要はないですから。

そんなわけで、野菜に農薬や防カビ剤を使用するのとは訳が違うんですよ。
当初は、もしかしたら、アカムシを採取してくる場所によっては、採取場所で抑制剤をまかれている可能性もあるかもと思いましたが、釣具屋で売られている多くのアカムシは養殖物らしいので、育てたものをわざわざ殺虫剤かけて死なせることはしないでしょう。販売店で成虫になるよりも、販売店で大量死する方が問題でしょ。

アカムシユスリカは、1月~9月まで休眠するようだし、アフリカにいるネムリユスリカという種は、乾燥状態で休眠し、17年後に水に戻したら、蘇生したという報告があります。このようにユスリカの生態は、種によって様々な特徴があり、過酷な環境に耐えられるようになっています。

また、アカムシユスリカの発生場所は深い池の泥深い所です。こんな場所は溶存酸素が不足し、硫化水素が発生します。硫化水素も高濃度だと人も死にます。
養殖場所が毒物に汚染されていることは、無いと思いますが、そんな場所に住んでいるアカムシだけに体内に何が蓄積されているかは分かりません。
また、完全に泥吐きさせ、体内がきれいになったとしても、ヘモグロビンの含有量とかが水生昆虫に影響するかもしれません。いずれにせよ、川取りのアカムシと釣具屋のアカムシは種類が違うため、エサとして使えたり使えなかったりするのは間違いないでしょう。


>浄さん
はじめまして。

>アカムシを採取する際、ある種の薬剤を撒いて一時的に麻痺させ、浮いてきたものを集

これについて、詳しい話はご存じでしょうか?
アカムシに対して薬剤により、水面に浮いてくるというのは聞いたことがありません。
そもそも、アカムシは泥中に潜って巣を作っているため、水面に浮いてくるには巣からはい出してこなければなりません。体が麻痺しているのに、巣からはい出してこれるのか?という疑問があります。

私が殺虫剤の研究部署にいて、アカムシへの薬剤効力試験を行っていたのは10年前なので情報は古いのですが、当時は聞いたことも無かったです。

詳しい情報が入ったら、是非ともお教え下さい。


Re: しくしく。 そーるわん - 2006/07/29(Sat) 16:01 No.1456

>とよかん
白い吹き出物ってたしか3齢ですよね?3齢サイズでもサシいけましたか。1~2齢で溜まってたのが出たのでしょうか。
うちはヒメフチの1齢でサシ1~2個食べさせたらアッというまに吹き出ましたが、以降別のエサに切り替えたら薄まったのか、2齢になるころには消えちゃいました。
問題ないといいですね。


>しまさん
忙しいところすみません。でも大変ためになります。書き込みありがとうございます。もう少しお願いします。

抑制剤は幼虫期間を延ばすものではないのですか、なるほど目から鱗です。抑制剤と聞くと、言葉の感じから脱皮や蛹化を抑えつけるような印象がありました。でも普通は脱皮や蛹化を抑制されたら、幼虫期間が延びるわけではなくて、死んでしまうのですね?

失敗報告をいただいている冷凍赤虫なんかは、与えると途中で落ちてしまうケースがほとんどみたいですが、活アカムシを与えても無事に脱皮をして、そのまま上陸までいく方が多くないですか?

ということは活アカムシにかぎっては抑制剤のせいではなく、別の原因なのかもしれませんね。
でもそう考えると、冷凍赤虫は冷凍という状態から考えて抑制剤のような薬剤を添付する必要は活アカムシ以下であってもいいはずなので、ここはやはりしまさんの言うように、そもそもが「薬剤以外が原因」という方がしっくりいく気がします。

いや、でも脱皮を抑制する薬剤ではなくて、羽化を抑制する薬剤(スミラブ系の、チキン形成を阻害する方?)なら、もし使われていたとしても上陸までいって当然なのかな。

羽化抑制剤とか脱皮阻害剤、発育阻害剤、生育制御剤とかいろいろあってややこしいです。

それとも、たとえばユスリカやハエなんかの小さい虫には殺虫剤的な即効性があるが、蚕やゲンゴロウみたいに大きくなると幼虫期間の延長もありえる、ということもないのでしょうか?

実際、そういう薬剤はネットからでも入手できるみたいなので、エサにそれを添加して育ててみるのが一番しっくりいくのかもしれませんね。
でも「クワガタ・カブトムシを飼育している部屋では薬の袋を開封しないこと」とか書いてあるようですし、これは相当に怖いですけど。。んー、ほんとかな?

うーん。

抑制剤等の薬剤が原因でないとしたら、ここまでその仮説が普遍するようになってしまったのは、活アカムシがいったいどういう経過をとって販売店に並ぶのかが分からない、という不透明さにもありそうですね。

つらつらとすみません。

たろさーん!


P.S.
書いてて思ったのですが、そもそも3大タブーの「活アカムシ」「冷凍赤虫」「活イトメ」は、それぞれ原因違うっぽいですね。
活アカムシ=前蛹で死ぬ(?)
冷凍赤虫=上陸前に死ぬ(?)
活イトメ=後蛹で死ぬ(?)

薬剤のせいにしても、そうでないにしても。与えないですむに超したことはないのでしょうが、気になるところです。


Re: しくしく。 たろう - 2006/08/13(Sun) 01:38 No.1467

ものっすごい亀レスごめなさい。
おれには皆さんみたいに経験も知識も無いので、参考になるか分かりませんが、ちょっと書いてみます。

以前から某マルコマスター等より、UVアカムシ系のなんらか処理を加えた物は調子悪いと聞いてたのでうちでは使ったことありません。
うちで使ったことあるのは、○○熱帯魚というメーカの1枚100円程度で売ってる安価な物です。

うちで大量生産したことあるCybister属はマルコだけなんで、以下はマルコについてです。
3年程前に、冷凍アカムシはいけてるのかどうかって一部のき○がいさん達の間で話題になってたので、50頭の1れいようちうを安物冷凍アカムシ使って飼育してみました。
40頭は1令の時だけ、10頭は2令中期まで冷凍アカムシのみで育て、以降はヌカエビやメダカ、フナ等を与えました。
結果は、100パーセント羽化です。

対象実験として、アカムシを一切与えず1令時はヌカエビやイトトンボ系ヤゴ等を使い、2令以降はアカムシ使用ようちうと同様に飼育してみました。
結果、各令期の日数、サイズとも差は無くその他特に気になる点はありませんでした。

羽化した子の一部は今でも生きてるし、もちろん正常に次の世代を残してます。

以上のことから、うちの飼育システムの中では安物アカムシの害は認められないし、管理の楽さからむしろ有用な餌と言えそうです。うちではCybister属の1令には一番重宝してる餌です。

まあ、おれが言い張ってるだけなんで余りあてにはしないでください。

そのうちやばやばアカムシも検証してみたいんですが、なにしろ余裕がないです。



Re: しくしく。 そーるわん - 2006/08/16(Wed) 23:26 No.1476

たろさん、忙しい中レスありがとうございます。それが、上の方でブランドものはタブーだと言ってた話につながるのですね。

しかし1枚100円の冷凍赤虫で100%羽化ですか?高い方が殺菌してあったり、ビタミンが添加してあったり、やもするとそういう安価のものより安心して使えそうな気がしちゃいますが、そうとも限らないんですね。

別の板になりますが、たしかな根拠をもたないうちから断定的に悪いというのは、市販されているものでもあり、風評被害になるかもしれないという話がありました。たしかにそのとおりです。憶測は憶測を呼んで、懐疑は尽きないわけですが、結局のところは謎のままです。「なんだかあそこのはヤバいから使わない方がいいよ」が一人歩きします。
一番いいのはやはりなんといっても、科学的根拠に基づいた実験系でそれを証明することです。それは僕もそう思います。

実は某御仁のお力で、解明してみようかという話がありました。しかし、解明するのはとても大変なことのようでした。仮に解明して疑わしきが実証されたとしても、そしたらみんなに使われるようになるのではなく、逆に使われなくなるということも、足を重たくしました。僕のような素人には目の前の壁は、ちょっとシリアスでした。まだ分かりませんが、僕にはお手あげムードです。

実験はいわば司法解剖です。ガイシャは違いなくなんらかの影響で死んでます。でも特定は容易ではありません。疑わしいなりに、ギンギンにやっこさん(容疑者)はクロです。現場に出くわしてる人間としては、これ以上の被害がないことを祈るような気持ちです。でもほっておけば毎年同じことが繰り返されるでしょう。疑惑は疑惑としても、風化させるには悔いが残るところです。

だからふと、啓蒙運動です。公共広告機構がCMをうつように、誇張することなく、静かに、繰り返し、注意を促していくことが、HPを持っている僕の、微力ながらできることかなと、考えたりしています。

「使う前に、よく考えてください」

僕もいつかちゃんと検証してみたいですけどねー。なにしろたろさん、みなさん投稿ありがとうございます。今後もいろいろご報告していただければ、なにかしら後学のために残していきたいです( トピックとかで? )。ご協力くださいませ。


Re: しくしく。 しま - 2006/08/17(Thu) 12:37 No.1479

はっきりしているのは、まかれた虫(アカムシ)自体が全然死なない殺虫剤はあり得ないということ。
根拠もなく成長抑制剤などの殺虫剤に理由を求めることこそ、風評被害につながります。


Re: しくしく。 UE - 2006/08/17(Thu) 22:52 No.1480

人の話を鵜呑みにせず、自己責任でということですね。
私は釣り餌の活アカムシと某ーリンのクリーン赤虫は使いません。
採集した天然アカムシと某ーリンのUV赤虫は使います。
科学的根拠があるわけではありませんが、多数の幼虫を死なせて来た経験からです。
単用しても問題ないもの、単用するとうまくいかないものとか種によって違いがあるようです。
自然下での食性が関係してるのかも知れません。
自己責任でいろいろ試してみると良いと思います、自己責任で。
2回言いましたよ。

上に戻る    
 
 
    
 
 
 
 
 
 
 
recommendation

Valid HTML 4.01 Transitional

Valid CSS!

泳げ飛べ歩け!開設ロゴ