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シマゲンゴロウ
きれいなゲンゴロウなので、女のコに「ゲンゴロウってなに?」と聞かれたらまずこれを見せた方がいいでしょう。 上翅(固い羽)の模様は個体差があり、同種間であっても場合によってはパッと見て識別ができるので、名前をつけても誰が誰だか分からなくなったりしません。 その点からも、これは女のコうけするゲンゴロウだと言っていいでしょう。いいのでしょうか?
シマゲンゴロウ
僕がゲンゴロウの幼虫をはじめて飼育したのがこのシマゲンでした。上陸のタイミングどころか、エサのあげ方も分からずすぐに死なせてしまいました。 それから今にいたるまで、今だに羽化に成功させたことがありません。成虫の冬越しも難しく、年間を通して元気でいてもらうのは大変です。 おまけに今年(22年前)は、採集個体でさえ産卵してくれませんでした。
生息地では多産するため、僕の飼育スキルのアップが課題です。
シマゲンの顔
シマゲンはおちょぼぐちです。おすまし顔です。え、おれ知らないよ?ふうな。
泳ぐシマゲンゴロウ
黄色黒と赤の使い方がとってもお洒落で、コムサ・デ・モードです。
上陸中のシマゲン
冬の、屋内飼育中のシマゲンです。ずいぶん動きが緩慢になってきました。
自然界でも比較的ゆったりと泳ぎますが、うちのは歳なのか元気がないのか、はたまた飼育環境に慣れきっているのか、電気をつけても多少水槽に振動を与えてもまったく慌てません。
今思えば越冬のために上陸したかったのかもしれません。冬、自然下ではシマゲンゴロウの姿は見えなくなります。
越冬のため上陸して土に潜るシマゲンゴロウ
15年前の11月。飼育下で、越冬のために土に潜っていくシマゲンゴロウです。
厳しい冬を乗り切るために、仮死状態のようになって過酷さをやり過ごすのでしょう。毛皮や脂肪などで寒さに対抗するのではなく、受け入れて活動を停止する。これも進化の方向性のひとつです。
 

シマゲン1齢
成虫とはまるで違った犯罪者顔です。WANTED!シマはずっと飼ってたけど、累代どころか幼虫さえとれなかったので大変な喜びと血潮です。
1齢後期
顔怖い。それだけでキリングウェポン。クロズマメとはまるで大違いです。孵化時約6ミリから、ミズムシ吸い倒しで約1センチへ。
2齢後期
2齢。顔ちょっと怖くなくなった。モドキとシマの幼虫はかたちだけじゃなくて、動きも似てます。 お腹上下にうに。いちいち体やっこい。サシほとんど食べない。ミズムシよりコミズムシの方が好きみい。動きが活発なやつの方が反応よいです、今のところ。
3齢中期
3齢。だいぶ逞しくなってきたな、と思ったのもつかの間。落ちてしまいました。ガーン。残念。 数年来の希望の光、上陸ならず。とほほ。なにが悪かったんだろ。
 
しまげんごろう漫画:[シマ男とシマ子]
しまげんごろう漫画1コマ目 しまげんごろう漫画2コマ目
1.
今日は木のこぶ岬でデート
シマオ:「あれ?約束の時間を過ぎたけど、シマ子はどうしたんだろう。」
2.
シマ子:「いっけな~い!遅刻だわっ。」
しまげんごろう漫画3コマ目 しまげんごろう漫画4コマ目
3.
シマ子:「シマ男さん、ごめんなさああいっ!」
4.
シマ子:「ごめんなさいごめんなさい、いや~ん。」
シマ男:「え、いや、あの…」
しまげんごろう漫画5コマ目 しまげんごろう漫画6コマ目
5.
シマ子:「待った?待ったわよね?待ったに違いないわあたしを嫌いにならないで~」
シマ男:「あ、押さないで、あっあっ。」
6.
シマ男:「あ~~っ」

     ポチャン。


 
思慮にふけるシマゲン
水もある。大地もある。空もある。レディ?

 
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