GalleryLogo of Laccophilus konensis


コウベツブゲンゴロウ
コウベツブゲンゴロウ。体長3.4~3.8mmと、恣意的な観察力を持たないとなかなか目につかない小さなゲンゴロウですが、よく見ればかわいいものです。
ツブゲンゴロウをひとまわり小さくしたような体型ですが、模様も比較的くっきりしていて、並べてみれば一目瞭然です。
コウベツブゲンゴロウ
こちらは頭部がやや緑がかっていますが、腹部は普通に黄土色です。コウベツブゲンゴロウも短い後肢をチョンチョンと動かして優雅に泳ぎます。
なので、落ち着きないマメゲンゴロウなどに比べると、写真に撮るもの楽です。
コウベツブゲンゴロウ
前肢から性差は判断できるのでしょうか。分かりませんが、区別できたとしても肉眼ではとてもじゃないけど不可能な気がします。こちらは頭部も普通に黄土色ですね。
ツブゲンゴロウなどに比べるとずいぶん局所的に産するようですが、同じく局所的なルイスツブゲンゴロウに比べると、本種は畦などの割と小さな水域を好むようです。
種が異なると生息する環境も異なるのですね。
コウベツブゲンゴロウ
ミスチルが好きなひとー?キャーキャー歓声が聞こえます。
ゲンゴロウが好きなひとー?え、なになに?ざわついています。
ツブゲンゴロウが好きなひとー?みんな怒り出しました。
いいえ、よく耳を澄ませてください。小さな声で、しかし、ホットでクイックなYes!が聞こえます。僕には聞こえます。
大きくて見えやすいものは分かりやすく飽きやすいですが、小さくて見えにくいものは、往々にして、長く僕たちの知的好奇心や愛着を刺激し続けます。
おっとー、らしくないですねぇ。なんちゃって!!ミスチル最高~!
コウベツブゲンゴロウ
60cm水槽で、他の小型種と一緒に混合飼育しています。昔はきちんと種別飼育で分けていましたが、予算やスペースの関係上、どうしても小さな水槽になってしまい、そのぶん水温や水質が変化しやすく、あまりいい成績が出ませんでした。
水草や流木などうまく配置してあげればそう共食いも発生しないようですし、この状態が今はベターなようです。
いつか幼虫にも出会えるといいな。
コウベツブゲンゴロウ
左がコウベツブゲンゴロウで、右がツブゲンゴロウです。見た目や大きさの違いはこんな感じになっています。
コウベツブゲンゴロウ
右がコウベツブゲンゴロウです。左はぼやけちゃってますが、ルイスツブゲンゴロウの腹面です。
冬、ためしに上陸越冬させようと土の上に放置してみましたが、待てど暮らせど一匹も潜ろうとしませんでした。ツブゲンゴロウは冬もよく水場で見かけますし、本種も自然下ではこのまま水の中で冬越ししているのかもしれません。

 
back to the top
上に戻る    
 
 
    
 
 
 
 
 
 
 
recommendation

Valid HTML 4.01 Transitional

Valid CSS!

泳げ飛べ歩け!開設ロゴ