こんにちは。ここの管理人そーるわんです。
ゲンゴロウやタガメという名前に聞き覚えのある方でも、実際に自然界でその姿を目にしたことのある方はどのくらいいるのでしょうか。
僕はあまり希少性にはこだわりませんが、それでも長いこと生息地に足を運んでいると数が減少の一途にあることを実感します。
自分の好きな生き物が、開発や汚染、移入種による変遷等さまざまな影響を受けて
その生息域を奪われていく過程を見ていくのはとても悲しいことです。そしてもちろん数を減らしているのは自分の好きな生き物だけではありません。
それは自分の好きな生き物を通して、現在の自然がどういった状態にあるのかを認識していっているということです。
思ってもみなかったことですが、僕はゲンゴロウ飼育によってとても貴重な経験をさせてもらっています。
なんちて。
ここはゲンゴロウ、ガムシ、タガメのホームページです。いろんな種類を飼いました。 そして飼っています。調子にのって気付いてみれば写真だらけです。比較的よく見られる種類から滅多に見ることのできない種類までいろいろあります。 ここを立ち寄ってくれたひとが、見終わったあとでゲンゴロウの認知度を少しでもあげることになっていれば、管理人冥利につきます。
僕について。
子供のころは命の尊さが分からず、いろんなものにいろんなことをしました。ただ好奇心に突き動かされて、したいことをしたいようにして、野山を蹂躙しました。今は自然をこよなく愛し、生命を尊重しています。
その背景には後悔と反省があるのかもしれませんが、よく分かりません。自然な流れのような気もします。
ゲンゴロウは小学生の頃に一度飼って、それからだいぶ経って20代なかばあたりから本格的に飼い始めました。そのあたりの経緯は隠しページでがっつり書いてしまっているのでここでは省きます。 ゲンゴロウとガムシ以外にはほとんど食指が動きませんが、すべての生きとし生けるものがすこぶる安泰であればいいなと思います。
飼育は細く長くいきたいので、個人的な決め事をいくつか課しています。興味を失わない程度に、楽しくなくなってしまわない程度に、採集場所や採集方法、飼育種や飼育頭数に制約を設けてその中でやりくりしてます。
毎年、「また水槽を外に出すのかよー」とか「おっ、幼虫産まれたー」とか「うわ、ヒルだよえげつねー」とか懲りることなく繰り返してぐだぐだ飼ってるのが趣味の醍醐味みたいなところがあるので、特に目標みたいなものはないのですが、 多少なりとも積んだ経験や知識が誰かの役に立ったとしたら、それはとても嬉しいことなので、さらっとスキルアップもしていきたいと、中途半端なりに拳をグーにしています。
これは僕の飼育スタイルというより、僕の基本的性格の縮図のような気がしないでもありません。僕は大概においてそんな考え方をして生きている気がします。ぐだぐだと、あがったらあがりきらないように、さがったらやっぱりさがりたくないなあと。 なんなのか。なんでがなのか。しっかりやりたいくせに、なんとねーぐぼんやりと。適当が好きなくせに投げだせなくて。でも要はそういうのが好きなのでしょう、分からないけど口にしてみれば。胡乱は哀れです。熱烈は残酷です。そういう自己否定に辟易します。 じゃ逆に。謙虚は美徳です。情熱は人生です。なんだか自分がしっかりとした気持ちになってきました。だるっ。こんなの「ごっこ」です。がらがらがっしゃーん、です。ふざけんな!と。で、おんなじところで仁王立ち。心配顔で。 ごめんなさい、あとで自分でお膳直しときます。また。よく分からないですねー。自分でもよく分からないのに、ひとに説明するのはもっと大変です。
履歴書の自己PR欄は昔から大の苦手です。中学2年の自己紹介は家族の名前と自分の名前と飼っているペットの名前と身長体重血液型と足が2本ついてるとか、そんなことしか言いませんでした。 自分のことをひとに分かってもらいたいというのはほとんどあきらめていますが、そのくせ嫌われるのはすごくヤです。分かってくれたらいいなと思います。めんど臭いですねー。だからひとりでいる方が気が楽ですが、 ずっとひとりでいるとコケむすので持ち前の調子のよさと八方美人でやんやします。そしてその「やんや疲れ」のようなものを孤独で揉みしだくみたいな感があります。あーあ。なんですかこれは。まあいいや。
でも一度ハラを割ったらとことんです。義勇軍。海を越えても。ある番組で、ヒロシが「これ以上僕のことを傷つけないでくださいね」と言ってましたが、その気持ちすごくよく分かる気がします。なんだかんだ明るく真面目で根が素直なのです。それ俺!
よろしくお願いします。
- '03年、共同論文: T. Inoda, Y. Hirata and S. Kamimura.
Asymmetric mandibles of water-scavenger larvae improves feeding effectiveness on right-handed snails. American Naturalist, 162:811-814 (2003).
(ガムシ幼虫の大顎非対称性と右巻貝との関係) - '04年、写真提供: 湊 秋作著・自然と遊ぼう「田んぼの楽校」(山と渓谷社)
- '09年、写真提供: 山口信博 木村タカヒロ 祖父江慎 小野明著「デザインを構想する」(左右社)
- '09年、写真提供: ときをまなぼう「不思議クイズSHOW」(セイコー)
- '10年、写真提供: 里と生きものネットワーク著「田んぼで遊ぼう!」(地球丸)