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Sandracottus sp
ミャンマー産の中型ゲンゴロウ。体長12~13mm。本属のSandracottusはタイや中国、オーストラリアなどに分布していて、hunteri、festius、bakewelliなどの種がいるようですが、本種は未同定です。
飼育下の観察では、あまり警戒心は強くないようで、いつ見ても数匹は水草に隠れたりせず、堂々とその姿をさらしています。嗅覚は優れているようで、エサを見つけるのも早い印象です。 また、よく見ると上翅がハイイロゲンゴロウのようにうっすらと透けていて、折りたたまれた後翅も確認できます。顔はマルガタやシマゲンに似ていますが、派手なカラーリングからはサンバーストに近いものを感じます。
分かりませんが、やはり幼虫はアクアラングな宇宙人系でしょうか。
オオマダラゲンゴロウ
どうしようもないくらい個人的なことですが、他の外国産と同様に、本来は存在しない場所で飼育しているので、決して自然下に流出しないよう、管理を徹底していきたいと思います。 数が増えるのも減るのもこの水槽の中だけです。
本来の産地は、一年中25℃以上で、盛夏には40℃を普通に超えるようなバリバリの熱帯地方なので、東日本の気候下では定着しないかもしれませんが、だからといって安易な飼育でいいと考えるのは危険です。
言ってみれば、会社のパソコンでファイル共有ソフトを使用しない、みたいなことに近い気がします。例えがヘタで残念ですが。
オオマダラゲンゴロウ
日本ではオオマダラゲンゴロウや、ミナミオオマダラゲンゴロウという和名もあるようです。 なぜ和名が存在するのか気になったのですが、こちらを見ると同属のSandracottus hunteriという種が、オオマダラゲンゴロウとして記載されています。 しかし改訂版・図説日本のゲンゴロウにはまったく掲載されていないことを考えると、実際のところどうなのかなあと思います。
ちなみに中国に生息するSandracottus festiusという種はこんな姿をしているようです。
歳をとったオオマダラゲンゴロウ
一年中25℃以上の、盛夏には40℃を普通に超えるような熱帯地方で生息しているようなので、うちでもサーモーヒーターを導入して、常時28℃を心がけて飼育しています。
しかし、幼虫には1年以上経っても出会えませんでした。まだ成虫はチラホラと健在ですが、そろそろ寿命も気になるところです。
写真は陸にあがって体を乾かしているところ。他の写真と比べると、色もだいぶくすんできました。

 
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